今回はフィルム編です。
リアガラスの1枚貼り。いまやスタンダートな方法ですが、
以前は熱線の真ん中をカッターで切って合せてました。
10年以上前から3次曲面が著しく厳しい車種以外は
1枚でリアガラスは貼ります。
そもそも業務用のフィルムは25mとかですが、ロール
をする段階で横に伸びています。
それをリアガラスに合せて成型するのですが
外側にまずフィルムを乗せます。
丸い面に平面なフィルムを置くのですから、
当然たるみが出ます。そのたるみを上下に持ってきます。
そしてたるんだ部分をヒートガンが炙って縮めます。
ドライヤーでは無理です。ヒートガンは400℃位の熱風が
出ますので、周りはマスキングをして保護します。
そしてたるみを全部縮めてなくしたら、周りの型を取り
内側から貼ります。
1枚が現時点で出来ない車種は(あくまで当店では)
初代ヴィッツ、VWヴィートル、大昔のバネット辺りでしょうか?
でも、ヒートガンを無理に当てるという事はフィルムが傷むという事
ですから、ミラーフィルムは無理はできません(2枚貼りとかになります)
つづく・・・・・・